効率的でパワフル:MHEV技術を搭載

MHEVシステムを標準で搭載したことにより、快適性と効率性はさらに向上し、実走行における燃料消費量を削減することが可能になっています。

MHEVシステムの心臓部であるベルト駆動式のオルタネータースターターは、48Vシステム搭載の場合には制動時に最大12kWのエネルギーを回生することができ、リチウムイオンバッテリーに電力を送り込みます。

55~160km/hの速度において、エンジンを停止した状態でコースティング(惰性走行)することが可能で、22km/h以下の速度でスタート/ストップ機能を作動させることができます。

かつてないほど快適で、かつ俊敏:サスペンション

サスペンションは幅広さを増しており、先代モデルよりもダイナミックでありつつ、その一方で快適性も進化しています。

標準装備されるプログレッシブステアリングは、高い快適性をもたらします。

標準の状態でもスポーティに設定されているステアリングは、操舵角が増すにつれてさらにダイレクトなレシオへと変化します。

オプション装備のダイナミックオールホイールステアリングを選択すると、操縦性はさらに向上します。車速が60km/h以下の場合、リヤホイールはフロントタイヤとは逆向きに、最大5度まで操舵されます。

それによって、回転直径が最大1m小さくなり、11.1mとなります。

日常走行における駐車時や狭い道路では、サイズを気にすることなく走行できるでしょう。

標準のスチールスプリングサスペンションの他に、スポーツサスペンション、電子制御式ショックアブソーバーを備えたサスペンション、アダプティブエアサスペンション(電子制御式ショックアブソーバー付)の合計4種類を選択することができます。

エレクトロニックシャシープラットフォーム(ECP)は、ショックアブソーバーとエアスプリングに加えて、ダイナミックオールホイールステアリング及び改良されたスポーツディファレンシャルも制御します。

スポーツディファレンシャルは、高速コーナリング時に後輪の左右間で駆動トルクをアクティブに配分します。