中古車の状態を見極める

中古車購入に欠かせない車両状態チェック!

車両状態を確認する環境は、重要!!

車査定のプロであっても査定する環境が悪ければ正確に車の状態を判断するのは困難です!また試乗が不可能な場合は、車から発生している異音や機関の状態を確認することは不可能です。ですので購入する車両の試乗は必ず行ってください!といっても車購入の際に必ず試乗ができるとは限らないので、車を試乗できない場合は中古車購入で失敗しないための回避策を講じておくことをお奨めします。

車を確認する環境

狭いスペースでの車の確認は避けてください!左右のドア、トランク(バックドア)、ボンネットを全開出来るスペースは最低限確保しましょう。可能であれば前後左右2〜3Mくらい離れた場所から車を見れる環境が望ましいです。

展示スペースの狭い中古車販売店や個人宅などの場合は上記スペースを確保することが困難な場合があります。そんな時は広いスペースに移動してでも、よく車を確認できる環境を作りましょう!事前に調べておくくらい周到な準備をしておけば完璧。

また、屋外であれば最低限、雨の日は避けた方が無難です。日差しが強かったり(直射日光下)、まったく明るくない状況(曇りや夜)も避けたいです。ベストは曇ってはいるが、ある程度の明るさがある天気です。もしくは、快晴であり日差しが穏やかな天気(日が高くない午前中)

屋内での確認もあまりお奨めできません!意外に思うかもしれませんが、避けた環境が多いということです。例えば個人宅のガレージなどでは必ず影(暗く)になってしまう部分が出来てしまったり、蛍光灯が近すぎて、蛍光灯がボディに映りこむような時があります。理想は照明が隅々まで行き届いたような環境です。このような環境であれば、屋内のほうがベストと言えます。

実際に車を確認する環境を整えるのは難しかったりもしますが、中古車購入で失敗しないためにもよい環境を作る努力をしましょう!

ゆっくり車を確認できるよい環境を整えている中古車販売店などであれば、信頼度もアップ。

車の外装状態を確認

実際に車を見る時は外装や修復歴、下回りなどを同時に確認しますが、ここではポイントを主に説明します。

確認する箇所

車の形状にもよりますが、私が確認する箇所を記載します。

  1. 車全体
  2. ルーフ
  3. 左側面右側面
  4. ボンネット
  5. トランク(バックドア)
  6. フロントガラス(その他ガラス)
  7. 灯火類(ヘッドライト、ウインカーレンズ、テールレンズなど)
point1.車全体
車を少し離れた場所から前後左右、斜め前後ろから見ます。修復歴の有無の確認にも通じるのですが、全体的に違和感がないかを確認します。具体的にはボディーカラーが部分的に違わないか?ボンネットとフェンダーの左右の隙間に違いがないか?です。細かく見るともっとあるのですが、ざっと全体を見て違和感がなければそれでOKです。
point2.ルーフ
車の価値としてマイナスになるのは簡単に直すことが出来ない中〜大きな凹みです。小さい凹みも無い方がベターです。RV車や1BOX車などの背の高い車は見落としがちなのでよく確認ください!手入れを怠りがちな部分ですので、新車登録から年数がかなり経過した車の場合は塗装が痛んでる車も多いです。
point3.左側面右側面
傷や凹みの有無、塗装の状態を確認します。特に「ドアノブ周り」、「ドアとウインドーシルの境」、「ピラーとウインドーシルの境」を確認します。前記の境の塗装が2重に見えるようであれば、再塗装しています。再塗装してあるからといって車の価値が大きく変わることはありませんが、何らかの事故によって再塗装したと推測できます。でも修理の質としてはあまりよくないですね!また一概には言えませんがドアにこの再塗装跡がある場合は、軽めの事故で再塗装された可能性が高いです。ピラーの場合は重度な事故の可能性も考えられます。ここでいう事故とは、なんらかの理由で傷が付いたり凹んだりしたことを指します。もちろん交通事故も含みますが、いたずらなど色々な要因が考えられます。
point4.ボンネット
エンジンの熱で塗装が痛みやすい部分です。塗装の艶や色あせを確認!ウインドーウォッシャー液の垂れた跡が付いている場合もあります。
point5.トランク(バックドア)
セダンタイプの車は傷や凹みの有無を確認。RV車や1BOX車などのバックドア(ハッチバック車)形状車はpoint3同様リヤガラスとウインドーシルの境を確認。
point6.フロントガラス(その他ガラス)
フロントガラス(前面ガラス)の状態は、視界を確保する意味でも重要ですし、ヒビや割れがあれば車検時に交換なんてことになりかねません!特に走行距離が多い車などでは飛び石による小傷が多く付いている車やワイパーによる擦り傷などが付いている車もありますので、ほこりや汚れが付着しているようであれば、綺麗に清掃した状態で確認してください。光の加減で傷が見えたり見えなかったりするので、角度を変えて何度か確認することをお奨めします。室内からもよく確認してください!傷の場所によっては、傷自体が薄かったり小さい場合でも、運転中に気になり始める時があります。ガラスに限らず傷や凹み、音などは、気になり始めると気になってしょうがないんですよね!?サイドガラス、リヤガラスは大きな傷や割れがなければ、OKでしょう。稀にですが運転席、助手席のガラスにも線傷が付いている車があります。
point7.灯火類(ヘッドライト、ウインカーレンズ、テールレンズなど)
まずは割れがないかを確認。それと曇りがないか確認してみてください!特にヘッドライトとテールレンズ内に水滴が入っていないか。機能的に問題があるとまでは言いませんが、見た目が良くないです。

車の内装状態を確認

実際に車を見る時は電装品の作動などを同時に確認しますが、ここではポイントを主に説明します。

確認する箇所

私が確認する箇所を記載します。

  1. 各シート
  2. 内張り(天張りなど)
  3. フロアーマット
  4. フロントガラス
  5. ダッシュボード
  6. メーターパネル
  7. 臭い
  8. 検査標章と点検整備済標章
point1.各シート
各シートの状態を確認。特に「切れ」、「破れ」と「タバコのこげ跡」は見落とさないように注意が必要です!走行距離やシートの材質、色などにもよりますが、汚れが目立つようであれば使用環境が悪かったか、手入れや扱い方がよくなかったと判断できます。

特に運転席シートの状態が悪くなりますので、他のシートと比較することにより前オーナーの利用状況が推測できます。例えば助手席が意外と綺麗で後部シートが汚れている場合、リアにお子さんとお母さんが乗って、お父さんが運転など。あくまで推測なのですが他の要素と組み合わせることにより、乱暴に利用された車なのか丁寧に扱われた車なのか判断することが可能となります。

スポーツタイプの車であれば、シートを固定しているボルトを確認することによりシートの交換歴などを判断します。運転席シートが綺麗であっても、必ず丁寧に扱われていたとは限りません!またシートベルト取り付けボルトが脱着された跡があれば、4点式などのスポーツタイプのシートベルトを装着していた可能性が高いです。だからといって乱暴に扱われていたとも言い切れません!

point2.内張り(天張りなど)
内張りについても、「汚れ」、「切れ」、「破れ」、「タバコのこげ跡」を確認します。内張りが浮いている車もあるので、軽く押して確認してみてください!浮いていると走行中に音を発する原因となる場合があります。

天張りは特に汚れを確認してください。ヘビースモーカー車ですと真っ黒になっている車もあります!目線より上なので意外と見落としがちになります。色にもよりますが、よくみると汚れが付着してたり染みがあったりします。

point3.フロアーマット
汚れや磨耗状態を確認します。社外品を利用していた可能性もあるので絶対とは言い切れませんが、汚れが酷い箇所はよく利用されていると推測できます。シートの状況と照らし合わせてみましょう。また欠品の有無を確認してください!リヤ側は見落としがちな部分です。純正品で欠品を補う場合、大抵セットでの販売なので、一枚だけ購入することは難しいです。純正品は結構高いのですよね!ついでに全部新品に交換してしまう手もありますが!?

フロアーマットから話がズレますが、ここで説明してしまいます。ミニバン車や1BOX車のヘッドレストが欠品となっている場合があります。これも見落としがちな部分です。

point4.フロントガラス
内側からもよく「傷」、「擦り傷」、「割れ」、「ヒビ」を確認してください。
point5.ダッシュボード
ダッシュボードは交換するのが手間だったり、価格が高い車種もあるので容易に交換できない車もあります。面倒な方が多いかな!?

傷や凹み、ナビゲーションの取り付け跡(TVスタンド跡)がないか確認してください。年式の古い車ですと浮きが発生していたり割れてしまっていたりする車があります。

エアコンの作動を確認するときに、吹き出し口の破損を確認。破損していてもわかりにくい箇所であるので、上下左右にスムーズに動くか、羽の欠損などないか確認してください。

point6.メーターパネル
トリップメーター(走行距離計)があるメーターパネルの取り付けネジを確認なのですが、化粧蓋などによって直ぐには確認できない車もあります。何故このネジを確認するのかと言いますと走行距離の不正を見抜くためです。ネジが回された跡があれば、メーターパネルを脱着した可能性があります。

メーターパネルを脱着したということは、メーターパネルの交換や走行距離計を不正に操作し、実際の走行距離をごまかされた車である可能性があります。ただし可能性であり、修理などのために脱着した可能性もあるので是だけでは、走行距離の不正と判断はできません!他の要素と合わせて判断します。

アナログ式の走行距離計の場合、数字の不揃いや数字に針で刺したような傷がないか確認します。10万と1万の桁を要チェックなのですが、判断は難しいです。

エンジン始動時には、ABS、SRS、エンジンチェックなどの警告灯などがきちんと点灯しているか確認。ABSなどの安全装備類は事前に装備されているか調べておいた方がよいでしょう。同じ車種を何台か確認して点灯するランプをメモしておくのも一つの手です。

point7.臭い
臭いは人それぞれ感じ方が違うと思いますが、ペット臭はかなり車の価値を下げます。中古車販売店に展示している車であれば大抵クリーニングしているので、強烈な異臭がすることは無いと思いますが、クリーニング済みでも敏感な方は気が付くと思います。気温や湿度によって臭いの度合いが変化するのと体調にもよる面もあるので厄介ではありますが注意して確認してください!作動確認でも説明しますが、エアコンを入れて確認することも忘れずに。
point8.検査標章と点検整備済標章
検査標章=車検ステッカー。フロントガラスに貼付してある車検満了日が記載してあるステッカーのことです。貼付されていなかたり破れていたりした場合は、名義変更の際に再発行しておきましょう!

点検整備済標章は定期点検を受けた際に次の点検日を記載してある丸いステッカーのことです。点検整備を受けた日と点検整備を行った業者名が記載されているので、確認しましょう!きちんと定期点検整備を受けていた車であれば安心感アップ。メンテナンスノート(定期点検整備記録簿)と合わせて確認することが重要です。

車の機能や機関の状態を確認

確認できるところは全て確認!

確認する箇所

車の購入先によっても多少変わりますが、私が確認する箇所を記載します。

  1. 電装品(エアコン、パワーウインドー、ラジオ、オーディオ、ナビゲーション、他)
  2. 機関(エンジン、トランスミッション、パワーステアリング、他)
  3. 消耗品(タイヤ、ブレーキパッド、ブレーキローター、他)
point1.電装品
電装品は作動させて確認しましょう!
point2.機関
可能であれば試乗をして確認!
point3.消耗品
見える箇所は確認しましょう!

車の修復歴/骨格(フレーム)の状態を確認

修復歴のなし→ありでは車の価値が大きく変わります。

確認する箇所

簡単に私が確認する箇所を記載します。

  1. フロント
  2. リヤ
  3. サイド
point1.フロント
修復歴
point2.リヤ
修復歴
point3.サイド
修復歴

車の整備歴/定期点検用整備記録簿(整備手帳・メンテナンスノートなど)を確認

どのような整備や修理を行ってきた車なのかを把握することは重要です!

確認する箇所

  1. メーカー保証期間
  2. メーター交換の記載
  3. メンテナンス履歴
  4. リコール・改善対策・サービスキャンペーン
point1.メーカー保証期間
メーカー保証の期間を確認します。保証期間が残っている車であれば、メーカー保証継続の手続き(有料点検)をすることにより、車を構成する純正部品の不具合については無料修理してもらえます。重要なポイントは保証書が残っていて、且つお客様名が記載され、その車を販売したお店の情報と認印(角印)が捺印されていることです。稀に保証書の欄が未記入だったり、認印(角印)が無い場合があります。前記が無い場合、保証継承手続きを行えなかったりする場合があるので、注意!
point2.メーター交換の記載
保証書や整備手帳内にスピードメーター交換の記載があるか確認!あればアナログ式のスピードメーターの場合、現表示は実走行距離ではないことになります。デジタル式でも該当する場合があります。
point3.メンテナンス履歴
たいてい保証書と整備手帳(メンテナンスノート)は一体になっています。保証期間を過ぎてしまっていた場合でも、新車時の整備手帳があることが理想です。新車登録時からしっかり定期点検整備を受けてきた車なのかを確認しましょう!まめに油脂類などを交換されていた車であれば、大切に扱われてきた可能性も高いです。走行距離の多い車であれば消耗品(タイミングベルトなど)の交換履歴も気になるところです。
point4.リコール・改善対策・サービスキャンペーン
リコールは車を購入後に必ず確認する重要事項です。簡単に交換できる部品であればよいのですが、車を預けなくてはならない内容だと、車が手元に来たのに直ぐには乗れないなんてことにもなりかねません!予め調べておき、整備手帳などと照会して確認してみましょう。中古車販売店から購入するのであれば、スタッフに確認してみましょう!直ぐに(事務所などで)回答を得られない中古車販売店は……。私なら、その中古車販売店からは購入しません。自動車リコール等情報/検索

最後に

個人売買で車を購入するのであれば、しっかりとした車の状態確認が必要だと思います。中古車販売店で中古車を購入する場合では、不要と思われる説明もありますが、参考にしていただければと思います。個人的な見解ですが、新車時発行の保証書(整備手帳・メンテナンスノート)が無い車の購入は避けたほうが良いでしょう!特にワンオーナー車で保証書が無い場合は、相当怪しいです。何故なら、なんらかの不都合があるから添付しなのだと判断します。もちろん単純に紛失したり、個人情報が記載されているからなどの理由も考えられますが、保証書があるのと無いのとでは売却する車の価値も大きく変わります。

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