Audi Team Hitotsuyama 一ツ山 亮次チーム代表のコメント
「今シーズンはテストから調子がよく、予選は予想通り、リチャード選手が問題なくQ1をクリアしてくれました。
Q2ではスコールのような雨に降られましたが、富田選手が想像以上に頑張ってくれて2位と、新体制としては上出来のスタートでした。
決勝ではJAF GT勢のマシンが追い上げてくることは想定内で、前半はタイヤを温存する作戦をとりました。
そして、第1スティントはリチャード選手らしいレース運びでトップでピットインしましたが、第2スティントで富田選手に交替したあと、駆動系のトラブルでリタイヤとなりました。
期待が大きかっただけに残念ではありますが、今シーズンの我々のマシンに速さがあることはわかりました。
次の富士ではそれを活かして頑張ります。」
Audi Team Hitotsuyama リチャード ライアン選手のコメント
「今シーズンはテストをとおして、強豪チームに劣らぬ高いパフォーマンスを発揮することができていました。
それだけに予選の結果は、我々には力があると確信に至るものでした。
決勝でのマシンの状態もよく、タイヤの選択もぴったりでした。
スタートから数周は無理をせず、数台を前に行かせて後半にタイムが落ちてくるタイミングでトップをとる戦略も的中しました。
あとはドライバー交替の時間を稼ぐためにタイヤをいたわりながらライバルよりも長く走り続けました。
マシントラブルはとても残念ではありますが、マシンの全体としてのパフォーマンス、速さはとてもエキサイティングなものです。
パッションや強いエナジーを持ち続けて、チームとともに今シーズンも戦っていきたいと思っています。」
Audi Team Hitotsuyama 富田 竜一郎選手のコメント
新型Audi R8 LMSでは初めてのレースになります。
ベースとなる市販モデルのAudi R8がスーパースポーツカーであり、このAudi R8 LMSもツーリングカーというよりはレーシングカーに近いと感じています。
ミッドシップなのでトラクションのかかりもよく、フロントの重量も軽くコーナリングスピードも速く、何よりブレーキ性能がよい点がライバルに対するアドバンテージとしてあげられます。
これまでの経験の中で、いかにベストを尽くすかということを考えてきました。
予選ではその経験を十分に活かすことができたかと思います。
決勝は残念な結果ですごく悔しいですが、得られたのは悪い材料ばかりではないと思うので、気持ちを切り替えて次のレースに向かいます。」