コックピット

アウディのチーフデザイナーであるマーク リヒテは、次のように述べています。

「今回のプロジェクトを大変誇りに思っています。バーチャルカーのデザインには大きな自由度があり、現実的ではないコンセプトを採用することもできますが、まったく架空のモデルにはしたくないと思いました。

私たちが目指したのは、完全に実走行できるクルマでした。

Audi e-tron 走り抜ける

Audi e-tron Vision Gran Turismoは、アウディの思い描くeモビリティが、非常にエモーショナルなものであることを示しています。

このクルマは、ボディカラーのペイントを反転させたシングルフレームグリルをはじめとして、新しいe-tronモデルの特徴となっている数多くの新しいデザイン言語を構成するエレメントを採用しています。」

今回意図的に採用したデザインエレメントとカラーは、アウディが1989年に、ハンス=ヨアヒム スタック、ヴァルター ロール、ハーレイ ヘイウッド、スコット グッドイヤーといったドライバーによって北アメリカのIMSA-GTOレースシリーズを席巻した、伝説のAudi 90 quattro IMSA GTOのものです。

体系的な軽量設計、パワフルな5気筒ターボエンジンとquattroドライブシステムの組み合わせにより、このクルマは時代の遙か先を走っていました。